会社情報Company代表インタビュー

代表インタビュー

良い会社文化を継承し、新しい会社文化を育み「攻め」へ

――アダムスコミュニケーションの設立40周年、3代目社長就任

代表取締役社長 桧山 幹夫

桧山アダムスコミュニケーションは、2019年に設立40周年を迎えました。リサーチ(調査)の専門会社として長い歴史を持ち、実績に裏付けられた信頼とバイアス(認識の歪み)に左右されない調査実績が認められ、電話調査では国内ナンバーワンのシェアを誇ります。電話調査員は、8割以上が5年以上の調査経験を持っており、熟練した専門員が調査を行うことで、誤解や聞き取りミスを防ぎ、精度の高い調査を提供しています。

私は、2020年4月に3代目の社長に就任しました。当社が41年間培ってきた歴史を大切にして、創業からの良い文化を受け継ぐとともに、新しい文化も育んでいます。残すべきものは残し、変えるべきものは変え、より良い会社にします。残すべき文化には、アダムスコミュニケーションがお客様に提供するサービスにおいて、全ての社員が真摯に取り組む姿勢があります。その一方、時代が大きく変化する中で、電話以外の調査や他の事業を成長させ、「攻め」の部分を強化しています。

――新しい試み「Web会議システムを活用した調査」

桧山新型コロナウイルス感染症対策として、Web会議システムを活用した新しい調査方法に取り組んでいます。コロナ禍のもと1カ所に人を集めるグループインタビューが難しくなっているので、Web会議システムを使って一度に複数の方との面談型の調査を実施しています。

リサーチ(調査)、BPO(コンタクトセンター)、インサイドセールスの三事業

――トータルなマーケティングサービスの提供

桧山当社は、リサーチ(調査)事業とBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング:コンタクトセンター)事業、インサイドセールス事業で、お客様にトータルなマーケティングサービスの提供を目指しています。

リサーチ(調査)事業で行っているのは、商品を新たに発売する際の市場調査といったマーケティングの一部分で、BPO事業とインサイドセールス事業のサービスを加えることで、販売支援から販売後のアフターフォローまでのトータルなマーケティングサービスの提供が可能です。

当社が目指すのは、トータルなマーケティングサービスを提供する会社であり、これら3事業を一社で全て提供する会社は他に類を見ません。アダムスコミュニケーションは、この3事業による分析力、企画力、サポート力を一気通貫でお客様へ提供します。

センター

――3事業の特長と強化していること

桧山リサーチ(調査)事業は、当社の強みである電話調査に郵送調査やホームユーステスト(HUT)といった手法を組み合わせることで、お客様のニーズによりマッチした調査を提案する「複合調査」を強化しています。

BPO事業は、大森コンタクトセンターと杉並コンタクトセンター、青森コンタクトセンターの3カ所に合計約200席の電話オペレーションブースを備え、インバウンド型、アウトバウンド型の営業支援サービス等を提供しています。主なお客様は、製造業様、流通業様、サービス業様で、今後は、IT業界に向けた取り組みをグループ会社一丸となって強化しています。

インサイドセールス事業は、大手パソコンメーカーにアダムスコミュニケーションの社員が常駐し、営業支援やテレセールス等を行っています。会社規模の大きなお客様なので、お取り引きのある部門以外へサービスを提供する、横展開を進めています。

社風と社員同士の「つながり」

――明るくワクワク仕事ができる

桧山アダムスコミュニケーションの社風をひとことで言うと、明るくワクワク仕事ができる会社です。「仕事だからつまらない」、「仕事だから楽しくない」というのではなく、仕事は明るく楽しく取り組んで欲しい。

電話調査員の8割以上が5年以上の調査経験を持っているのは、働きやすい会社環境を整えたからです。コロナが落ち着けば人材不足が再び顕在化すると思いますが、アダムスコミュニケーションに入社いただいたからには、できる限り長く働いてもらうために、明るくワクワク仕事ができる会社作りを重視しています。

また、アダムスコミュニケーションの電話調査員とBPO事業の担当者は、大森コンタクトセンター、杉並コンタクトセンター、青森コンタクトセンターで業務を行っており、インサイドセールス事業の担当者は、お客様先に常駐しています。社員が分かれて働いてますので、アダムスコミュニケーションへの帰属意識や社員同士のつながりを大事にしています。

――リモート飲み会、交流会、期首会議、社員旅行、おーらいの里

桧山お客様と接するコンタクトセンターでは、会社の雰囲気が暗いと、電話対応を行うオペレーターの声にも影響が現れます。その意味でも、社員とのコミュニケーションを大事にしています。コロナ禍の影響で「リモート飲み会」しか実現していませんが、毎月の「交流会」を開催し、社員がどんなことを感じ、考えているのかを理解し、私が考えていることを社員へ直接伝えたいです。

おーらいの里

また、2020年は中止しましたが、毎年3月と9月に全社員を集めて「期首会議」を開催し方針説明などを行ったあと、懇親会を実施しています。

アダムスコミュニケーションは、社員の親睦を深めるために「社員旅行」を例年実施しています。加えて、山梨県甲府市の古民家をリノベーションした「おーらいの里」という保養施設を保有し、社員とその家族を招いて料理をふるまい、皆でバーベキューを楽しむイベントを例年2、3回実施しています。2020年はやむなく中止しましたが、コロナが落ち着いたら復活させます。なお、「おーらいの里」という名称は、社員から公募し、皆で決めたものです。

――働き方改革の取り組み

桧山これは良い意味でのコロナの影響ですが、働き方改革の取り組みとして、テレワークを積極的に推進しています。お客様から許可が得られた場合には、BPO事業とインサイドセールス事業の担当者にもテレワークで勤務を開始してもらいました。テレワークには良い面も悪い面もあり、「テレワーク鬱(うつ)」の対策として、テレワーク勤務の担当者の心のケアを行うように管理職に指導しています。また、家庭の事情により自宅で作業ができないなど、テレワークが難しい担当者については、コンタクトセンターで仕事をしてもらうなど、柔軟に対応しています。

また、多様な働き方の推進として、仕事と育児や介護をうまく両立させていただくための時短勤務、シフト勤務、育児休暇、介護休暇に加え、障がい者雇用に取り組んでいます。

将来展望

――変化と発展、守りから攻めへ

桧山アダムスコミュニケーションは、増収増益に向けて、着実に歩み続けていきます。お客様より求められているのは変化と発展であり、「守り」の姿勢から「攻め」に転じることが重要です。そのために組織や人事を始め、変えるべきところは変えていきます。

しかし、会社が変わっても、社員が変わらなければ発展は望めません。社員には、明るくワクワク仕事をすることに加え、変化への適応を求めます。

「これからは、こう変化していこう!」という私の呼びかけに応え、一緒に変化し会社を良くしていく社員と共に発展していきます。

社長である私が旗を振り、社員1人ひとりと向き合い、私の思いを伝え、社員の思いを聞きながら、変革を進めます。

アダムスコミュニケーションズ

――明るくワクワク、変化に適応

桧山社員には技術的な部分ではあまり多くを求めていませんが、明るくワクワク仕事をして、変化に適応することを求めています。

コンタクトセンターでの業務は、決められた時間の中でシフトを組み、日々の変化に柔軟に対応しながら、チームとして成果を出す仕事ですから、勤怠などの基本となる規則を守ることも重視します。

――一歩一歩着実に成長

桧山会社が大きく成長する時には、サービスもしくはお客様の少なくともどちらか一方が拡大し増加します。サービスの拡大もしくはお客様の増加は、アダムスコミュニケーションの変わらぬ方針です。ですが、アダムスコミュニケーションは、新しいお客様にいきなり新しいサービスを提供しようとは考えていません。

新しいお客様に新しいサービスを提供するような、一気に斜め上に進む猛進ではなく、お客様との信頼関係を第一に、いったん横に行ってから上に進む、アダムスコミュニケーションとお取り引きのあるお客様に新しいサービスを提供する、実績のあるサービスを新しいお客様もしくはお取り引きのあるお客様の他部門に提供していく、一歩一歩着実に成長することがアダムスコミュニケーションの方針です。

取材:ジャーナリスト 加賀谷 貢樹