Research 電話調査
アダムスコミュニケーションは、1979年設立以来、電話を活用した様々なビジネスに挑戦し続け、スキルの蓄積と調査精度向上のための取り組みを行ってまいりました。
その品質・実績・規模から、日本における最大級の電話調査会社として、国内はもとより海外にも広く認知されており、一般企業を始めとし、同業の調査会社、マスコミ、調査を手掛けるシンクタンクや広告代理店など、幅広いお客様から高い評価をいただいております。
電話調査の概要
01 集中管理システムを活用し、電話による他記式調査を実施
02 固定電話と携帯電話、双方に架電することが可能
03 RDDを利用することで、幅広い母集団からの無作為抽出が可能
電話調査の強み
調査会社では日本最大級のキャパシティ
2023年現在、東京・青森両センター合計で96の調査専門ブースを保有しております。
モニタリングが可能な集中管理方式にて運営し、品質向上に努めています。
電話調査の幅広い実績
アダムスコミュニケーションの電話調査は、一般消費者から企業を対象とした、幅広いジャンルやテーマに対応し、そのプロジェクト数は年間約350件にも及びます。近年は、より困難な電話調査のニーズが多くなってきており、
大量サンプルを短期間で完了させる
コンタクトしにくい対象者から回収する
複雑な割付条件
といったご依頼をいただくこともありますが、長年の調査経験やオペレーション規模を活かし、実現させてまいりました。
こうしたことにより、困難な電話調査でもアダムスコミュニケーションに依頼すれば何とか実現できる、とお客様より評価されているものと自負しております。
経験豊富なオペレーターと
教育・管理体制
オペレーターは、調査経験を積むことによって、さまざまな業務を即座に理解し、実行する能力や臨機応変な対応力が備わります。現在150人あまりのオペレーターが常時・継続的に稼動していますが、その8割以上が調査経験5年以上の熟練したオペレーターです。
お客様の様々な調査ニーズにお応えできるのは、調査専門のオペレーターが多くの業務を経験してスキルを蓄積しているからであり、これがアダムスコミュニケーションの最大の財産です。
充実した教育カリキュラム、研修システム、管理者によるモニタリング、回収票チェック・指導で品質管理を徹底し、ご満足いただけるデータを提供しています。
CATIの活用による
オペレーションのシステム化
電話調査用のコンピュータシステムであるCATI(Computer Assisted Telephone Interviewing)を早期から導入しており、全ての電話ブースがCATIに対応しています。
CATI の導入により、従来はオペレーター・管理者が手作業で行っていた業務をコンピュータで管理・運用することが可能になり、オペレーション効率やデータの精度を一層向上させることができました。
CATIの特長
事前に調査票をプログラミングするため、複雑な構成の調査票にもオペレーターは容易に対応ができます。
調査進行と同時に論理チェックを行うことになり、矛盾があればすぐに対象者に確認することができますので、データの精度が向上します。
質問や回答肢順のローテーション・ランダマイゼーションした画面表示が容易にできますので、順序効果のバイアス排除につながります。
オペレーターは回答をコンピュータに直接入力しますので、調査終了後、迅速にデータをご提供することが可能です。
当社が使用しているソフトウェアは世界的にも定評のあるWSC(Web Survey Creator)です。
電話調査の精度向上の追及を
目指したRDD方式
以前は、電話調査の対象者を抽出する方法は電話帳を利用した方法が主流でした。しかし、近年では電話帳への掲載率が低下しており、現在では全国平均で5割を下回ると推定されています。こうした環境の中、当社では代表性を保つ方法のひとつとしてRDD(Random Digit Dialing)方式に取り組んでまいりました。
RDD方式とは
RDD方式とは、架電対象となる電話番号をコンピュータ上で乱数を発生させて生成することにより、架電先番号を無作為に抽出して発信する方法のことです。これにより電話帳への番号非掲載者も回答者に加わることとなり、より正確な調査結果を得ることができます。また、電話帳が存在しない携帯電話に対しても、RDD方式を適応することが可能です。
携帯電話と固定電話の
ミックスフレーム調査
従来のRDD方式の固定電話調査に加え、固定電話非使用層や若年対象者をカバーするため、長年にわたる実験・試行を経て携帯電話のRDD方式を実用化させました。また、世論調査や社会調査など標本調査に不可欠な無作為抽出の精度を高めることを可能にしただけでなく、固定電話では利用できない携帯電話の持つ機能を調査に活用することのできるシステムの開発、代表性のある標本抽出、電話・インターネット・郵送など他の調査方法とのミックスモード調査にも取り組んでいます。
電話調査の領域拡大
コンタクトを取ること自体が困難であり、さらに調査協力を得にくい対象者の場合でも、B2B調査の経験を活かしつつ試行錯誤を繰り返し、可能にしてまいりました。
お客様側でプログラミングが行われたサーバーにインターネット接続を行い、オペレーターが電話で得た回答をインターネット画面に入力することも可能です。
電話調査のほとんどはコールセンターから対象者に発信するアウトバウンド方式ですが、対象者がコールセンターに電話をしてくるインバウンド方式にも対応しています。
携帯電話調査ではSMS(ショートメッセージ)やIVR(音声自動応答)機能などを利用した調査の効率化にも取り組んでおります。
電話調査と他の調査手法との
組み合わせ
郵送調査・訪問調査など、他の手法においても電話を活用することで回収率を高めることが可能となります。郵送調査や訪問調査の事前案内や郵送調査の回答督促、疑義照会にも利用できるほか、回答者が回答しやすい方法で調査に参加して頂けるマルチモード調査にも活用して頂けます。固定電話・携帯電話双方のRDD方式による無作為抽出は、他の調査手法のための対象者選出の方法として、ご利用いただくことも可能です。